ナノケアの使われているナノイーイオンが、マイナスの電荷を持っている小さな水の粒子だということはわかりましたが、この水の粒子がどんな働きをするのでしょうか。

人間の肌や髪は弱酸性の性質を持っていますが、水はもともと中性の物質です。さらに、洗顔やシャンプーなどは、アルカリ性や酸性のものが多く、髪や肌のpHのバランスを崩してしまいます。「ナノケア」に使われている「ナノイーイオン」の水は、通常の水がナノ化される時、pH7の中性からpH5.2〜5.5の弱酸性に変わります。

人間の肌や髪と同じpHのナノイーイオンが髪や肌から浸透することで、崩れたpHを整え肌や髪を出来るだけ健康な状態に近づけてくれる、という効果が期待できるのです。「ナノテクノロジー」を駆使して、キレイの手助けをしてくれる「ナノケア」ですが、「ナノケア」と付くものはイロイロあるようです。「ナノケア」商品にはヘアケアグッズや肌のお手入れグッズなど、イロイロな特徴を持ったものが販売されているようです。

■ナショナル・ナノケア（EH5441）：
「ナノケア」商品の中では一番有名なのがヘアケア商品の「ナショナル・ナノケア」ではないでしょうか。この「ナショナル・ナノケア」は、ナショナルが独自に開発したナノテクノロジーの一つで、ナノ単位の小さな粒子に電気をまとわせた状態の「ナノイー nanoe」イオンを発生させる仕組みを組み込んである、ヘアドライヤーです。

■ナショナル・ナノケアの特徴：
マイナスイオンドライヤーでも有名な「イオニティ」でも、マイナスイオンを利用して空気中の水分髪に引き寄せダメージを防ぐ、というような仕組みでしたが、「ナノケア」で利用される「ナノイーイオン」は、マイナスイオンよりさらに何十倍も小さな電荷させた水の粒子を髪に噴射します。「ナノケア」はナノイーイオンを利用することで、髪に必要な水分を閉じ込める目的があるのはもちろんの事、電荷したナノイーイオンは髪についている花粉やホコリなどのゴミやニオイなどくっつきやすい性質を持っているため、髪についたニオイや細かい汚れなどを取ってくれる働きがあります。